2026年3月7日土曜日

第171回公募展 / さむ〜い冬の物語 vol.3

終了しました

会期:2026年 2月21日(土)~ 3月1日(日)

第171回公募展「さむ〜い冬の物語 vol.3」。
凍てつく空気の中に潜む、確かなぬくもり。
それぞれの視点で切り取られた「冬の物語」を多彩な表現でたどりました。

それぞれの作家が紡ぐ「さむ〜い冬の物語」が、静かに、あたたかく会場を満たしました。

360°パノラマアーカイブ

会期中の会場を記録した 360° 天球写真 は、引き続き下記よりご覧いただけます。
展示空間の空気感や壁面構成、作品同士の距離感の再確認などにご活用ください。
来場できなかった方も、あの日の気配をなぞるようにお楽しみいただけます。

スライドショー(作品写真+作家名・タイトル)

展示構成の流れを、「作品写真」と「作家名・タイトル」のみでまとめたシンプルなスライドショーとして公開しています。
冬の空気感や作品のトーンの変化を感じながら、来場の振り返り・今後の参考にぜひご覧ください。

参加作家(第171回公募展 / さむ〜い冬の物語 vol.3)

(敬称略)

  • 石川 卓(写真)
  • 伊藤 純之介(写真)
  • 今泉哲也(写真)
  • 紫 夏(写真)
  • 志賀 裕(写真)
  • 島岡祐輔(写真)
  • 鈴木公久(写真)
  • 弖蔚伽〈Teika〉(写真)
  • 花輪栄一(写真)
  • 真壁幸歳(写真)
  • 矢田健(写真)
  • 夢希実(絵画)
  • Akiyoshi Itou(写真)
  • Masa ASANO(写真)
  • Knob(写真)

おわりに

ご来場・ご参加、そしてオンラインで追体験いただいた皆さまに心より御礼申し上げます。

凍てつく冬の景色、
冷たい空気の中に宿るあたたかな色、
ページの向こう側で続いていく物語。

そんな「冬のささやき」が、日々のどこかでそっと息づき、
春へと向かう足取りを、少しだけやわらかくしてくれますように。

今後も、季節と記憶、日常の身振りや沈黙をめぐる連作として、
ゆっくりと深まりを重ねてまいります。

2026年2月28日土曜日

ぎゃらりーKnulp 3月の展示情報

2026年2月25日水曜日

RAWデータって結局なに?「生のデータ」の正体とメリット・デメリットを徹底解説

デジタルカメラで撮影していると必ず耳にする「RAW(ロウ)データ」。
「高画質らしいけど、扱いが面倒そう…」「JPEGと何が違うの?」
そして、「カメラの液晶で見た色と、パソコンで開いた色が違うのはなぜ?」

そんな疑問をお持ちの方へ。
今回は、知っているようで意外と知らない「RAWデータの正体」「現像ソフトによる色の違い」について、Q&A方式で分かりやすく解説します。

そもそも「RAWデータ」とは何ですか?
A. 写真になる前の「食材(光のデータ)」そのものです。

「RAW」とは英語で「生の」「未加工の」という意味です。
カメラのセンサーが受け取った光の情報を、料理(画像)にする前の「食材」の状態で保存したファイルのことを指します。

  • JPEG画像: カメラの中で調理・味付け(現像)まで済ませた「完成したお弁当」。
  • RAWデータ: 野菜や肉などの「食材」と、調理法のメモ(レシピ)がセットになった「食材セット」。

RAWデータはまだ「画像」として完成していないため、専用のソフト(Lightroomなど)を使って、自分好みに調理(現像)する必要があります。

もしRAWデータを「そのまま」見ることができたら、どんな風に見えるのですか?
A. 実は、暗くて緑っぽい「モザイク模様」に見えます。

私たちが普段モニターで見ている「綺麗なRAW画像」は、ソフトが仮の色付けをしてくれた姿です。もし、ソフトが気を利かせずに「ありのままのデータ」を表示したら、以下のようになります。

  1. 色はモノクロのモザイク: センサーは「明るさ」しか記録していません。拡大すると、赤・緑・青のフィルターごとの点描画(ベイヤー配列)に見えます。
  2. 全体に緑っぽい: 人間の目の感度に合わせて、緑色の画素が他の色の2倍多く配置されているためです。
  3. 非常に暗い: 人間が見やすい明るさに補正(ガンマ補正)される前の状態なので、真っ暗に見えます。

つまり、RAWデータの実体は「綺麗な写真」ではなく、「数値の羅列(デジタル信号)」なのです。

では、なぜパソコンのソフト上では「綺麗な色」で表示されるのですか?
A. ファイルの中に「現像の指示書(レシピ)」が入っているからです。

RAWデータの中には、センサーの生データ(食材)と一緒に、撮影時のカメラ設定情報(メタデータ)が記録されています。これを「現像パラメータ」「メタデータ」と呼びます。

  • ホワイトバランスの設定
  • ピクチャースタイル(風景、ポートレートなど)
  • 機種ごとの色の特性

現像ソフトはファイルを開いた瞬間にこの「指示書」を読み込み、「撮影者はこういう色にしたかったんだな」と瞬時に計算して、仮の画像を表示してくれています。

「指示書」があるのに、使うソフトによって色が変わるのはなぜですか?
A. メーカーごとの「秘伝のタレ(色の作り方)」が違うからです。

ここが一番のポイントです。「指示書(レシピ)」はあっても、それをどう解釈して料理するかは、シェフ(ソフト)によって異なります。

1. 純正ソフト(Canon DPP, Nikon NX Studioなど)

メーカー自身が作ったソフトなので、「秘伝のタレ」の正確な配合を知っています。そのため、カメラの背面液晶で見た通りの色が完璧に再現されます。

2. 汎用ソフト(Lightroom, Capture Oneなど)

Adobeなどのソフト会社は、メーカーの「秘伝のタレ」のレシピ(企業秘密)を知りません。
そこで、彼らは独自に解析を行い、「たぶんこんな感じだろう」という「似せた色(プロファイル)」を作って適用しています。

【例】
指示書:「風景モードで!」
Adobeの解釈:「OK、『風景』ね。じゃあウチのAdobe流『風景』味にしておくよ」

その結果、「似ているけど微妙に違う色」になってしまうのです。

長期保存を考えた場合、RAWで残す「メリット」は?
A. 最大のメリットは「未来の技術で、もっと高画質に蘇らせることができる」点です。
  1. 情報の劣化がない(可逆性): JPEGは保存するたびに画質が劣化しますが、RAWは「食材」のままなので、何度やり直しても画質が劣化しません。
  2. 未来のソフトで画質向上: 現像ソフトの性能は年々進化しています。10年前に撮ったノイズだらけのRAWデータを、最新のAI現像ソフトで処理すると、驚くほどクリアな画質になることがあります。
  3. ホワイトバランスが自由自在: 「室内で撮ったら赤っぽくなってしまった…」という失敗も、RAWなら後から画質劣化なしで完璧に修正できます。
逆に、RAWで保存する「デメリット」はありますか?
A. 「データ容量の大きさ」と「将来開けなくなるリスク」です。
  • 容量が巨大: JPEGの数倍〜10倍以上の容量を食います。ストレージのコストがかさみます。
  • 互換性の問題: RAWデータの形式(拡張子)は、カメラメーカーごとにバラバラです(.CR3, .NEF, .ARWなど)。数十年後、そのメーカーが存在しなくなったり、古い形式のサポートが終了したりすると、ファイルが開けなくなるリスクがあります。

💡 解決策:DNG形式
長期保存のリスクを減らすために、Adobeが提唱している「DNG(Digital Negative)」という汎用的なRAW形式に変換して保存する方法もあります。

まとめ

RAWデータ = 可能性を秘めた「食材セット」
ソフトによる色の違い = 「秘伝のタレ」を知っているか、真似しているかの違い

「ここぞ!」という大切な写真はRAWで残しておくと、
将来の自分が「残しておいてよかった!」と感謝することになるかもしれません。

2026年2月22日日曜日

是政んぽ / KoreMasampO・3人展

終了しました 会期:2月7日(土)〜15日(日)

是政んぽ / 鉄道写真展。多摩川沿いの是政で3人の写真家が捉えた、それぞれの作風による鉄道風景をお楽しみください。

360°パノラマアーカイブ

会期中の展示空間を記録した 360° パノラマは以下より引き続き閲覧可能です。リアルタイムで感じた距離感・壁面構成の再確認にご活用ください。

ダイジェスト動画

展示構成の流れを公開しています。来場できなかった方、再訪感覚で振り返りたい方はぜひご覧ください。

出展写真家

  • KAZUMI
  • 松本正敏
  • 小野ともひで
  • 計:3名

展示のステートメント

展示名称:是政んぽ

日程:2月7日(土)〜15日(日)

是政とは東京都府中市の多摩川が南側に隣接する地名で、西武多摩川線の終着駅の駅名にもなっています。その多摩川にはJR武蔵野線 府中本町⇔梶が谷貨物ターミナルとJR南武線 府中本町⇔南多摩の多摩川橋梁が2本かかっています。
特に武蔵野線側は貨物列車や甲種輸送など特別な列車が来る日時には沢山の鉄道ファンが集まる人気の撮影スポットでもあります。周辺の土手には雑木林も残っていますが、郷土の森公園としてグラウンドやテニスコートやバーベキュー広場などがあり、市民の憩いの場にもなっています。
この鉄道写真展は、その鉄道橋梁周辺を舞台に三者三様撮影したものを展示しました。

府中市に住んでいた松本がコロナで遠出を控えていたころに何度となく出かけ、列車主体でなく風景的に撮影をしていると、四季折々の風景や夕焼けなどの空の美しさに魅了されて是政詣でが始まりました。
多摩川の護岸工事なども関係してそこにあった花やススキが無くなったり、逆に原っぱだった場所がグラウンドとして整備されたりと通うたびに変化があったことも、よく通うきっかけになったのかも知れません。
そんなとき 同じように撮影に来ていた小野さんと出会い、あとからKAZUMIさんも参加して、何度か撮影を重ねているうちに何処かで発表しては?となった次第です。

会場は府中市の是政とは無縁ではありますが、年1回鉄道写真展で小野さんとご一緒している谷根千で行うことにしました。

同じ場所を3人それぞれの作風で撮影した展示を・・・
おさんぽ感覚でご覧いただければ幸いです。

松本 正敏
小野 ともひで
KAZUMI