第168回公募展 / じんわり秋の物語 vol.2
終了しました
会期:2025年 11月22日(土)~ 11月30日(日)
第168回公募展「じんわり秋の物語 vol.2」。
色づく街路樹、夕暮れ前の匂い、食卓に灯る小さなあかり――
季節がゆっくりと次のページへめくれていく、その「間(ま)」に宿る気配を、写真や絵画など多彩な表現でたどりました。
誰かの記憶の断片のような風景、
日々の暮らしからすくい上げられた一場面、
ことばになりきらない感情のゆれ。
それぞれの作家が描く「秋の物語」が、静かに、じんわりと会場を満たしました。
360°パノラマアーカイブ
会期中の会場を記録した 360° 天球写真 は、引き続き下記よりご覧いただけます。
展示空間の空気感や壁面構成、作品同士の距離感の再確認などにご活用ください。
来場できなかった方も、あの日の気配をなぞるようにお楽しみいただけます。
スライドショー(作品写真+作家名・タイトル)
展示構成の流れを、「作品写真」と「作家名・タイトル」のみでまとめたシンプルなスライドショーとして公開しています。
来場できなかった方も、再訪の感覚で振り返りたい方も、ぜひご覧ください。
参加作家(第168回公募展 / じんわり秋の物語 vol.2)
- 石川 卓(写真)
- 今泉哲也(写真)
- 紫 夏(写真)
- 志賀 裕(写真)
- 島岡祐輔(写真)
- 鈴木公久(写真)
- 弖蔚伽〈Teika〉(写真)
- 中村まり(写真)
- 花輪栄一(写真)
- 山本正雄(写真)
- 夢希実(絵画)
- Akiyoshi Itou(写真)
(敬称略・五十音順)
おわりに
ご来場・ご参加、そしてオンラインで追体験いただいた皆さまに心より御礼申し上げます。
風が冷たくなっていく道すがら、
ふと目にとまる光や影、
帰り道にだけ現れる景色。
そんな「秋のささやき」が、暮らしのどこかでそっと息づき、
次の季節へ向かう足取りを、少しだけやわらかくしてくれますように。
今後も、季節と記憶、日常の身振りや沈黙をめぐる連作として、
ゆっくりと深まりを重ねてまいります。