2025年11月4日火曜日

速報: Affinityが大型アップデート(有料から無料版に)—Adobeの強力なライバルに名乗り

速報: Affinityが大型アップデート—Adobeの強力なライバルに名乗り
速報 更新: 本日

Affinityが大型アップデート—非破壊編集と出版ワークフローを強化、Adobeの強力な対抗馬へ

柔軟なスタジオ構成、写真・レイアウトのプロ機能、PDF/X対応まで一気に拡充。クリエイターの「自由」を軸にした戦略で、デザイン現場の標準を狙う。

クリエイティブ市場に新たな緊張感が走りました。Affinityが最新アップデートでワークフローの自由度とプロ品質の制作機能を一段と押し上げ、Adobeの牙城に現実味のあるプレッシャーをかけています。以下、注目ポイントをコンパクトに整理しました。


注目ポイント

  • 創造の自由: ベクター/ピクセル/レイアウトの各スタジオを自在に組み合わせ、カスタム環境をワンクリック切替。
  • 非破壊編集の徹底: レイヤーやRAWを壊さず調整。合成から微調整まで安全かつ高速に反復可能。
  • 出版グレードの機能: スマートマスターページ、オートフロー、スタイルシステム、PDF/Xエクスポート、厳密なカラー管理に対応。
  • 効率と学習コスト低減: 一貫したUIとスタジオ保存により、プロジェクトごとの最適環境を瞬時に再現。

何が変わったのか—アップデートの核心

1) スタジオ統合でワークフローが加速

  • ベクター、ピクセル、レイアウトの各「スタジオ」を標準搭載し、用途別にカスタム構成を保存。
  • 案件に応じたセットアップへワンクリックで切替。制作の「待ち時間」と認知的負荷を削減。
  • 思想は明快—創る人の自由を奪わない。道具が人に合わせる設計哲学。

2) 非破壊編集で「やり直せる安心」

  • 元データを保持したまま調整・効果を適用。レイヤー単位の再編集・削除も容易。
  • RAW現像も非破壊で一貫処理。合成・レタッチ・色補正の反復試行が安全に。
  • 結果として、試行回数が増えても品質を落とさず、意思決定が速い。

3) 出版対応が実務レベルで充実

  • スマートマスターページとオートフローで、長尺ドキュメントの整合性を自動化。
  • スタイルシステムで版面設計を一括管理。改訂対応が一段とスムーズに。
  • PDF/Xエクスポートとカラーコントロールにより、印刷要件を確実に満たす運用が可能。

Adobeと比べてどうか—実務視点の整理

機能の充実度だけでなく、導入・運用のしやすさで存在感が増しています。現場で効くポイントを俯瞰します。

観点 Affinity 最新 Adobe 既存勢
ワークフロー自由度 スタジオのカスタム保存と即時切替で柔軟 アプリ横断で強力だが設定は分散しがち
非破壊編集 レイヤー/RAWともに非破壊を前提 高度に成熟、プラグイン資産は豊富
長尺レイアウト スマートマスター+オートフローで実務的 InDesignの完成度と自動化はトップクラス
印刷適性 PDF/Xとカラー管理で要件クリア 業界標準の運用事例が膨大
学習コスト UI統一で導入が軽い 豊富な機能ゆえの習熟コスト

総じて、Affinityは「必要十分なプロ機能」と「設定の一貫性」で、個人・小規模チームにとって極めて魅力的な代替軸となりつつあります。大規模現場ではAdobeのエコシステム優位が残るものの、案件やチーム構成次第で置き換えの現実味は高まっています。


クリエイターへの実務インパクト

  • スピード: カスタムスタジオで立ち上がりが速く、試行回数を増やしてもリスクが低い。
  • 品質安定: 非破壊編集により、微調整や差し戻しに強いデータ構造を維持。
  • 出版対応: 書籍・パンフの量産運用に耐える自動化と書き出し品質。
  • コスト最適化: 学習・運用負荷を抑えつつ、現場要件を満たす選択肢に。

コメント—「自由」を設計するプロダクト

今回のアップデートは、単なる機能追加ではありません。制作の最小摩擦点を丁寧に取り除き、クリエイターが意思決定と試行に集中できるよう設計されています。市場のエコシステム差は一朝一夕では埋まりませんが、日々の実務に直結する「速さ」「戻せる安心」「出版品質」を揃えた今、Affinityは明確に“選べる”立場に入りました。


要点まとめ

  • スタジオの柔軟性、非破壊編集、出版対応が三本柱。
  • 個人〜小規模チームでの導入メリットが際立つ。
  • Adobeに対する現実的な代替案として、評価が加速する可能性。

この記事は最新アップデートに基づく速報です。実運用の要件に応じて、試用とワークフロー検証を推奨します。

2025年10月24日金曜日

第166回公募展 / 何気ない日常vol.6

終了しました会期:2025年 10月11日(土)~ 10月19日(日)

“何気ない日常” は、装いの不在から立ち上がる所作と気配をそっと掬い取り、見過ごしてきた毎日の輪郭をあらためて映し出した。

360°パノラマアーカイブ

会期中の展示空間を記録した 360° パノラマは以下より引き続き閲覧可能です。リアルタイムで感じた距離感・壁面構成の再確認にご活用ください。

ダイジェスト動画

展示構成の流れを公開しています。来場できなかった方、再訪感覚で振り返りたい方はぜひご覧ください。

参加作家

  • 石川 卓(写真)
  • 今泉哲也(写真)
  • 紫 夏(写真)
  • 志賀 裕(写真)
  • 島岡祐輔(写真)
  • 鈴木 公久(写真)
  • 中村真理(写真)
  • 花輪栄一(写真)
  • 林 敏之(写真)
  • 真壁幸歳(写真)
  • 山本正雄(写真)
  • 夢希実(水彩画)
  • Akiyoshi Itou(写真)
  • Mieko Isobe(写真)
  • 和氣則雄(写真)
  • 関根則夫(写真)

おわりに

ご来場・ご参加くださった皆様、そしてオンラインで追体験いただいた方々に心より感謝申し上げます。装いを介さない“何気ない日常”の視点が、皆様の日々のどこかに静かに根づき、次の一歩を軽やかにすることを願っています。次回も引き続き、季節と記憶、身振りと空白をめぐる連作として深化を図ってまいります。

2025年10月12日日曜日

ぎゃらりーKnulp 2026年カレンダー制作の舞台裏

こんにちは!今回は、ぎゃらりーKnulpの2026年カレンダーをどのように制作しているのか、その舞台裏をYouTube動画とともにご紹介します。レイアウトの調整や入稿データづくりのポイント、ツール選定の理由まで、実際の手順を追いながらまとめました。

動画はこちら

上のプレイヤーが表示されない場合は、YouTubeアプリまたはブラウザで「ぎゃらりーKnulp 2026年カレンダー 制作の舞台裏」を検索してください。

ツール選定:AffinityからIllustratorへ

最近はAffinityに移行していましたが、今回は印刷所がAffinityデータに対応していなかったため、Adobe Illustratorで制作しています。現場では「入稿先が何に対応しているか」が最優先。運用面でのリスクを避け、テンプレートに忠実に作ることを重視しました。

制作フローの概要

  1. テンプレートの準備:印刷会社の提供するIllustratorテンプレート(仕上がりサイズ・塗り足し・トンボ・安全領域など)を開きます。
  2. 画像と作家名の読み込み:配置(Place)で画像を読み込み、作家名のテキストを流し込みます。フォントはテンプレート指定に合わせて統一。
  3. サイズ・配置の調整:仕上がりを見据え、塗り足し3mmを確保。重要要素は安全領域内に収めます。画像の縦横比に留意し、トリミングは最小限に。
  4. 色と解像度の確認:CMYKプロファイル(印刷所指定)に変換し、画像は原寸で300dpi程度を目安に。過度なシャープネスは避けます。
  5. 書体管理:入稿ルールに合わせてアウトライン化、またはフォントパッケージ化。誤字脱字は複数人チェックがおすすめ。
  6. 最終チェック:リンク切れ、トンボ・塗り足し、レイヤー構成、黒べた(リッチブラック/スミ)などを確認し、PDF/X1a指定で書き出します。

見どころ(動画内でお見せしている内容)

  • 印刷会社テンプレートへ画像を流し込む手順
  • 月ページのレイアウト調整
  • 作家名表記
  • 仕上がりの見え方を意識した塗り足し/安全領域の取り方

制作・編集環境

  • デザイン:Adobe Illustrator(印刷所テンプレート準拠)
  • 画像調整:必要に応じて補正(CMYK変換・階調・色域チェック)
  • 動画編集:DaVinci Resolve

チャンネル登録や高評価をぜひお願いします!制作の励みになります。
ご質問や感想はコメント欄へお気軽にどうぞ。

Tips:入稿前のチェックリスト(保存用)

  • 塗り足し3mm(指定に合わせる)、重要要素は安全領域内
  • 画像解像度:原寸300dpi目安、リンク切れなし
  • カラープロファイル:印刷所指定CMYKに統一
  • 黒の扱い:本文はスミ100、ベタはリッチブラック運用(要指定確認)
  • フォント:アウトライン化または同梱、表記ゆれチェック
  • PDF/Xプリセット・トンボ設定を印刷所指定どおりに

まとめ

今回は、ぎゃらりーKnulpの2026年カレンダー制作を、テンプレートに沿った確実なワークフローで進めた様子をご紹介しました。対応フォーマットや入稿ルールに合わせることで、トラブルを避けつつ、作品の魅力を最大限に活かすことができます。ぜひ動画本編もご覧ください!

© 2026 ぎゃらりーKnulp 制作記録|本記事・動画の内容の無断転載はご遠慮ください。

2025年10月8日水曜日

à la carte ア・ラ・カルト / AZUR作品展

終了しました 会期:10月1日(水)〜 10月6日(月)

à la carte ア・ラ・カルト / AZUR作品展。個々の感性が織り成す写真の数々を心ゆくまでご堪能ください。

360°パノラマアーカイブ

会期中の展示空間を記録した 360° パノラマは以下より引き続き閲覧可能です。リアルタイムで感じた距離感・壁面構成の再確認にご活用ください。

ダイジェスト動画

展示構成の流れを公開しています。来場できなかった方、再訪感覚で振り返りたい方はぜひご覧ください。

出展写真家

  • 伊山ゆり子
  • 大沼道子
  • 大橋拓也
  • 小里寿々子
  • 作田陽子
  • 佐藤太一
  • 中田好忠
  • 三田春雄
  • 八木基治
  • 吉田孝
  • Zentsu Eguchi
  • 計:11名

展示のステートメント

展示名称:à la carte ア・ラ・カルト / AZUR作品展

日程:10月1日(水)〜 10月6日(月)

これまでの写真展では「~越しの心模様」や「モノクローム」等毎回統一のテーマを決め、一年間そのテーマを意識した写真創作を行なって参りましたが、 今回はあらかじめメンバーが自分自身でテーマを設定し、そのテーマを元に撮影に臨む事といたしました。
この作品展はメンバーがそれぞれ異なった「表現したいテーマ」を元に構成した展示です。 個々の持ち味を持ち寄るという意味から、コース料理やセットメニューではなく、 「『à la carte』ア・ラ・カルト」と題しました。
この一年、講師の江口善通先生のご指導のもと、メンバー各々が独自の目線で被写体と向かい合って参りました。 私たちが作品に込めた「テーマへの想い」を感じ、愉しんでいただけましたら幸いです。

ペンタックスリコーファミリークラブ 湘南神奈川支部AZUR
支部長 大橋 拓也