こんにちは!今回は、ぎゃらりーKnulpの2026年カレンダーをどのように制作しているのか、その舞台裏をYouTube動画とともにご紹介します。レイアウトの調整や入稿データづくりのポイント、ツール選定の理由まで、実際の手順を追いながらまとめました。
  動画はこちら
  
   
  上のプレイヤーが表示されない場合は、YouTubeアプリまたはブラウザで「ぎゃらりーKnulp 2026年カレンダー 制作の舞台裏」を検索してください。
  ツール選定:AffinityからIllustratorへ
  最近はAffinityに移行していましたが、今回は印刷所がAffinityデータに対応していなかったため、Adobe Illustratorで制作しています。現場では「入稿先が何に対応しているか」が最優先。運用面でのリスクを避け、テンプレートに忠実に作ることを重視しました。
  制作フローの概要
  
    - テンプレートの準備:印刷会社の提供するIllustratorテンプレート(仕上がりサイズ・塗り足し・トンボ・安全領域など)を開きます。
 
    - 画像と作家名の読み込み:配置(Place)で画像を読み込み、作家名のテキストを流し込みます。フォントはテンプレート指定に合わせて統一。
 
    - サイズ・配置の調整:仕上がりを見据え、塗り足し3mmを確保。重要要素は安全領域内に収めます。画像の縦横比に留意し、トリミングは最小限に。
 
    - 色と解像度の確認:CMYKプロファイル(印刷所指定)に変換し、画像は原寸で300dpi程度を目安に。過度なシャープネスは避けます。
 
    - 書体管理:入稿ルールに合わせてアウトライン化、またはフォントパッケージ化。誤字脱字は複数人チェックがおすすめ。
 
    - 最終チェック:リンク切れ、トンボ・塗り足し、レイヤー構成、黒べた(リッチブラック/スミ)などを確認し、PDF/X1a指定で書き出します。
 
  
  見どころ(動画内でお見せしている内容)
  
    - 印刷会社テンプレートへ画像を流し込む手順
 
    - 月ページのレイアウト調整
 
    - 作家名表記
 
    - 仕上がりの見え方を意識した塗り足し/安全領域の取り方
 
    
  制作・編集環境
  
    - デザイン:Adobe Illustrator(印刷所テンプレート準拠)
 
    - 画像調整:必要に応じて補正(CMYK変換・階調・色域チェック)
 
    - 動画編集:DaVinci Resolve
 
  
  
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  Tips:入稿前のチェックリスト(保存用)
  
    - 塗り足し3mm(指定に合わせる)、重要要素は安全領域内
 
    - 画像解像度:原寸300dpi目安、リンク切れなし
 
    - カラープロファイル:印刷所指定CMYKに統一
 
    - 黒の扱い:本文はスミ100、ベタはリッチブラック運用(要指定確認)
 
    - フォント:アウトライン化または同梱、表記ゆれチェック
 
    - PDF/Xプリセット・トンボ設定を印刷所指定どおりに
 
  
  まとめ
  今回は、ぎゃらりーKnulpの2026年カレンダー制作を、テンプレートに沿った確実なワークフローで進めた様子をご紹介しました。対応フォーマットや入稿ルールに合わせることで、トラブルを避けつつ、作品の魅力を最大限に活かすことができます。ぜひ動画本編もご覧ください!