2019年11月23日土曜日

桑本正士写真展 / 幻植物園 明日から

桑本正士写真展 / 幻植物園

2019年11月23日(土)から2019年12月1日(日)

11:00 - 19:00(最終日17時まで)

展示紹介

1970~80年代、国内外のミュージシャンのポートフォリオを撮影し、音楽雑誌等で活躍した写真家、桑本正士さんが、プライベートで撮り続けた植物園の写真集「幻植物園」の刊行を記念し、写真展を開催します。
2016年11月に他界された氏の追悼の意味も込めまして、桑本氏の音楽の仕事以外の写真をご紹介いたします。

桑本正士プロフィール

1947(昭和22)年川崎に生まれる。
5歳頃、東京の神田五軒町へ移転。
幼少期を過ごす。
14歳で藤沢へ移転。
茅ヶ崎高校に入学し、思春期を海辺で過ごす。
高校卒業後、東京工芸専門学校の印刷科に入学、同科卒業後、写真工芸科に再入学、写真の技術を学ぶ。

卒業後は、商業誌でカメラマンとしての活動を開始。
1975年頃より、はちみつぱいのライブに同行、はちみつぱいのメンバーや、その周辺のミュージシャンを撮り始める。
その後、「ヤングギター」、「CROSSBEAT」、「宝島」、「ミュージックライフ」、「ジャム」、「ラティーナ」等の音楽誌で国内外のミュージシャンを数多く撮影。

国内では、細野晴臣、シュガーベイブ、ムーンライダーズ、大瀧詠一、忌野清志郎、高田渡、友部正人等のポートレート、沖縄音楽のアカバナーレーベルのジャケットで、知名定男、嘉手刈林昌、大工哲弘等のジャケットやポートレートを手掛けた。
海外では、セルジュ・ゲンズブール、ジェーン・バーキン、ブリジット・フォンティーヌ、ジャン・マレー、アストル・ピアソラ、カート・コバーン、フランク・ザッパ等数々のアーティストを撮影。

1979年には、かつて南青山にあった洋楽レコード店、パイドハイパーハウスの長門芳郎と共に渡米。
ナッシュビル、ウッドストック、ニューヨークなどを周遊し、ラリー・ジョン・マクナリー、エリック・アンダーソン、ドクター・ジョン、トム・ウェイツ等のミュージシャンたちを訪ねて写真に収めた。

その当時の旅の記録は、2016年、青山のビリケンギャラリーにて桑本正士写真展「ミュージシャンと風景」として発表され、さらに2018年より「レコード・コレクターズ」誌上で、桑本正士アーカイヴスの岡田崇の協力のもと、長門により、「桑本正士が写した音楽と記憶の風景」として連載されている。

1992年からは、山崎幹夫監督の映画「プ」で知り合った、セメントミキサーズの鈴木常吉、彫刻家の上野茂都と共に音楽ユニット「つれれこ社中」を結成、“桑畑繭太郎”名義でマンドリンと打楽器を担当し、1997年には、オフノートレーベルよりCD「雲」をリリース。

 2016年11月26日、食道癌で死去。享年69歳。

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